京都寺町三条のホームズ(14)摩天楼の誘惑 

京都寺町三条のホームズ(14) 摩天楼の誘惑(双葉文庫)
発行:2020年2月15日 第一刷発行
著者:望月麻衣
IIIustration:ヤマウチシズ

あらすじ
清隆が上海に旅立った数日後、葵は利休、好江とともにニューヨークの地にいた。世界的な女性キューレーター、サリー・バリモアにより、女性キューレーター育成の一環で招かれたのだが、待ち受けていたのは厳しい試練。なんとか「特待生」に残った葵は、他の2人の特待生とともに企画展示をプロデュースするよう言われる。利休の助けも借り奮闘する葵だが、徐々に自分の中で清隆との間に葛藤が生じていることに気が付いたていた

気が付けばもう14巻ですよ!!
数年前、今はもう閉店してしまった大阪梅田の本屋で何気に新刊を見ていると、本のタイトル 「京都寺町三条のホームズ」 に大いに惹かれ、タイトル買いしてしまったのがこの物語との出会いです。「京都寺町三条のホームズ」ですよ!!大好きな京都と憧れのホームズと、鑑定士の主人公。。なにこの遊戯もビックリな超・悪魔融合は!!ブルーアイズ3匹融合させるよりも悪魔的ですよ、社長!!それがもう14巻目!!あの同級生の彼氏に振られ、祇園祭の日にめそめそと泣いていた葵ちゃんがニューヨークデビュー!?時は流れているのです、残念なことに。何もかもみな懐かしい。

この物語の最大の魅力は、読み終わると「そうだ!京都に行こう」ってなることです。このシリーズ本リュックにいれて何度京都に遊びに行ったことか!!主人公清隆が働く骨董品店「蔵」がある三条商店街に始まり、鴨川の河川敷、八坂神社、祇園祭、清水寺、 南禅寺、銀閣寺 、下神神社、葵祭、糺の森、矢田地蔵尊、八社寺参り、満月の阿闍梨餅、緑寿庵清水の金平糖、出町商店街ふたばの豆餅などなど、ほんまにたくさんの京都を紹介してもらいました。聖地巡礼ですね。あ!物語とは関係ないのですが、京都が楽しくラーメンの天下一品総本店や餃子の王将1号店にも行きました。あっ、神泉苑や「悟りの窓・迷いの窓」を見に源光庵にも行きました!おう、京都、結構歩いてるやん。

京都大好きな方、大変オススメなシリーズです!!イケメンとイケメンに恋した女の子の物語。とても楽しく、読み終わるとこの本片手に京都に旅行に行きたくなること間違いなしです。

(キューレーター 博物館や美術館で研究・収集・展示・保存・管理などを行う役の人。)